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★本物モミの木でロマンチックに |
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ポルトヨーロッパのメインエントランス前に、高さ12メートルのクリスマスツリーがお目見え――。開設以来、毎年設置されるツリーは今年、約4000個の電飾が施され、冬の夜をロマンティックに演出している。
ツリーは、本物のモミの木を使っているのが特徴。テーマパークは造木を使うケースが多いが、ポルトは3年前から実物を使用。群馬から取り寄せたもので、普段は海南市の山中で育て、毎年、クリスマスになると登場する。
また、「クリスマスツリーライトアップセレモニー」として12月21日(土)〜12月24日(火)の各日午後5時から、サンタやトナカイが登場する光のショーを開催するなどクリスマスを彩る催しも開いている。
美しいツリーをバックに写真を撮影してもらおうと、ツリー前に小さな台を設置。その写真を年賀状にする人も多い。
和歌山ロイヤルパインズは「最近は携帯のメールでツリー前からすぐ写真を送る人が目立っています。電飾も多く必ず目を引きつけます」と話している。12月25日まで。
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★「孫のために」と家全体に飾り付け |
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「貴志川の農免道路沿いにものすごい光の家がある。今年はさらにパワーアップしてるよ」との話を聞き、訪ねたのが貴志川町岸宮の品川芳昭さん宅。カントリー調の2階建てログハウスと庭の木、車庫の屋根からフェンスまで、家の回りを光が点滅しながらまるで流れるよう。この家の明るさは一際だ。
「孫が喜ぶように」とクリスマスに飾り付けを始めた妻のちづ子さん。3年前に、新築したのを機に取り組んだが、その年は「塀も木もなかったので、飾ったのは家だけでした」。
以来、毎年電飾を買い足し、いまでは屋根にソリをひくトナカイ、玄関上にサンタ。雪だるまやベル、星……巨大なミッキーマウスもいる。
家全体を飾るには、ライトもそれなりのものが必要だが、日本ではなかなか見あたらない。インターネットを通じアメリカから取り寄せる。
飾り付けはすぐ近くに住む2人の娘さんとちづ子さんらで担当。「さすがに屋根の上は男手を借りますが、ほかは女4人でやってます。11月半ばからざっと2週間ほどかかります」。
店灯は12月25日まで、夕方5時ごろから一晩中。「自由に見ていってください」とほほえんだ。
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★ヤマモモの木に3600個の電球 |
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県道かつらぎ桃山線沿い、桃山町役場前に今年もビッグなクリスマスツリー。同町商工会青年部が1997年から設置しており、今年が6回目。「イベントの少ない冬場、限られた予算でできること」を考え、クリスマスのイルミネーションを思いついた。「当時は紀の川筋でイルミネーションはありませんでした。視察で東京や大阪などを訪れた際、ホテルや町中の電飾がきれいだったもので」と青年部メンバー。
桃の産地らしく、モミの木ではなく、ヤマモモの木にポールを立て、高さ12メートルのツリーを仕上げている。使った電球は3600個。一色だった昨年までからバージョンアップし、今年から赤、緑、青、黄、白が加わって6色になった。
「今年はいつからするの?」との問い合わせも多く、また、町外からの見学者もいるなど、すっかり定着したクリスマスツリー。自動点灯し、日没から夜明けまで楽しめる。1月10日まで。
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★商店街手作りの電飾ストリート |
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和歌山市駅前のさくらモール商店街(森下幸生理事長)は3年前の12月に結成したばかりの商店街。森下理事長は「結成時は、ちょうどクリスマスの賑やかな飾り付けが話題になっていました。『うちもやろう』と、昨年初めて実施し、楽しんでいただいたので今回も続けました」と話す。
昨年は電球が100個ついた長さ15メートルの電飾を配付。各店は電飾を足すなどして思い思いの飾り付けを楽しんだ。中にはサッカーワールドカップを前に、「FIFA2002」をかたどったところもあった。
今年は医院なども協力し、15、6店でイルミネーションストリートを形成している。また、昨年は九家ノ丁交差点に電飾ツリーを設置したが、今年はシンボルツリーを購入、オーナメントを取り付けて賑わいを演出している。点灯は日没から午後10時まで。
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